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子ども手当2010

ブータンと、国民総福祉量と、社会保障と

 

ブータンと、国民総幸福量と、増税と……

 

「私利私欲より、公共を大切に」「経済成長より、平和と安心を」。

ブータン国王のジグミ・ケサル・ナムギャル・ワンチュク陛下とジツェン・ペマ王妃が新婚旅行で日本を訪れ、11月17日に国会で、ワンチュク陛下が演説をしました。冒頭の言葉は、演説の中で話されたものです。

 お話をうかがいながら、「経済成長だ」「新成長戦略だ」と日々、眉間にしわを寄せて議論を交わしている私たち日本人のゆとりのなさを少し反省しました。

 

ブータン王国は、人口約70万人。経済成長を過度に重視せず、従来見落とされがちだった民意や、伝統的な社会や文化、自然環境などに十分に配慮しながらの国づくりをしています。国民総生産(GNP)に対置する概念として、国民総幸福量(GNH=Gross National  Happiness)を提唱。2005年の国勢調査では、国民の97%が「幸福である」と回答。世界でも最も幸福度の高い国といわれます。その意味では、国王夫妻は、世界で一番幸せな二人と言えるかもしれません。

 

さて、日本の幸福度を増すには、年金など社会保障制度の充実が必要です。少し、話しの運びが強引ですが、今回は年金の話しをします。

 いま日本は、急速に高齢化が進んでいます。高齢化率は、世界一の23.1%。国民の4人に一人が65歳以上ということになります。

 同時に少子化も進行しています。一人の女性が一生に産む子どもの数(合計特殊出生率)は、2009年で1.37。子ども手当で家庭を支援したことで、2010年は1.39に上がりましたが、人口を維持するのに必要とされる2.1に上げるのには、まだまだ時間と子育て支援が必要です。

 少子高齢化が進むと、年金や社会保障費用の負担が増えます。長生きはすばらしいことですが、高齢者が増えると当然、医療費は増え、年金の支給額も大きくなります。若い世代の負担は年々、重くなっていきます。

 2011年度の国の予算で、社会保障関係費は、28兆7079億円。地方自治体の負担分を加えると、60兆円近い費用がかかっています。

 

いま年金を受け取っている世代は、平均寿命まで長生きすると、自分が支払った年金保険料の何倍もの額を受け取ることができます。しかし、現在、四十代半ばの世代では、自分の払った額とほぼ同じぐらいの年金がやっと、その下の世代は、受け取る額が少なくなってしまいます。

こうした問題を解決し、幸福度を高めようと、現在、行っているのが社会保障制度の改革です。現行制度は、高齢者に手厚い仕組みになっています。それを高齢者だけではなく、若い世代にも配慮した制度にしようと、議論をしているところです。

 

また、年金財源をどうするか、が大問題です。

財源を得るには、いくつかの方法があります。

\廼發離爛世鼎いをなくす、⊆擽發鬚垢襦↓税収を増やす、などです。

ムダづかいについて、私たち民主党は、事業仕分けなどで4年間に16・8兆円を捻出するとマニュフェストに書きました。「大風呂敷を広げた」などと批判を受けていますが、予算の見直しや「埋蔵金」の活用などで10・5兆円を捻出しました。これまでの政権ではなしえなかった大きな成果だと思いますが、補助金や人件費の削減、租税特別措置の見直しはまだまだ不十分です。議員定数の削減、公務員給与の見直しなどを進めています。

二番目の借金については、国の長期債務は900兆円という膨大な額になっています。きちんと財政規律を守って、借金を増やさないようにしていくことが大事ですから、社会保障に借金の財源を充てることは減らしていかなくてはいけません。

 

となると、税収を増やすことがどうしても必要です。

つまり、経済対策をしっかり行って、日本経済を拡大させる。と、同時に、もうひとつの手段として登場するのが増税です。

 

「幸せにとって大切なことは、人々がつながって生きることです」。

ワンチュク陛下の言葉です。ブータン王国では、教育費と医療費の無料化を進めています。

日本にとっての幸福とは何か? いまこそ真剣に考える時です。

 


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  • 2012/03/07 11:14 PM
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  • 2012/03/20 10:18 PM
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